デビルリバースとジャッカルを倒したケンシロウは大田区のオアシスに戻るが、トヨの村の子供達の面倒を見てくれるという村を知る。野盗の武装集団から守ってくれたらという条件をケンシロウは快諾する。
この村はやたら高層ビルが多く、高速道路後もあるような描が非常に多いことから、かなりの都心だと思われる。それにこの村と大田区オアシスが非常に近いような描写もあるので、各種施設が揃っている四谷あたりと思われる。迎賓館あたりではないだろうか。マミヤの家族の墓場での描写では、墓場自体が極めて広く、そのくせ回りには高層ビルが立ち並んでいるため、相当広い緑地であった可能性がある。ただし、少し距離はあるが、墓地は青山墓地である可能性もある。
ここと大田区のオアシスとは以前から交流があった可能性がある。
ケンシロウが四谷ではなく大田区のオアシスを最初に見つけたのは、新宿経路で南下したためだと思われる。
この時点ではレイがどの方角からやって来たのかは不明。ただし高層ビルがてんてんとしているので、それほど郊外ではないと思われる。
マミヤの弟コウが牙一族に捕まる際、隣のオアシスに食料交換に行く時に捕まったとあるので、隣のオアシスが大田区オアシスだとすると、あの金庫の男のところかもしれない。いずれにせよ大勢で交換に行ったはずであり、コウだけはマミヤの弟として顔が割れていたと思われる。そのためコウ以外は皆殺しにあい、コウだけが晒し者にされた。
牙一族の生息地が実はこの同じ迎賓館のある区画だとすると、外苑前側に住処があることになり、牙一族に捕まったコウ一味は大田区オアシスに向かったという可能性が大きい。この区画は都心にありながら自然が豊富で、高低差も大きい。牙一族が隠れ蓑にするにはもってこいの立地条件である。ただし、どう見ても30mはあろう崖はこの土地には存在しないので、核戦争である程度の地割れないしは湖が干上がった可能性があるので、あくまで推測の域をでていない。ただし、レイとの戦闘が終わったシーンでは、高層ビルがかなり遠くに描画されているため、実は相当離れた場所である可能性もある。事実戦闘終了後にバットとリンが3輪バイクで迎えに来るシーンもあるので、相当距離があると思われる。そして月をバックにケンシロウが描画されているように、戦闘は夜に開始し、終わった時には朝日が登っていることから、6~7時間ほどかかったと思われる。そして高層ビル側が東になる。この場合、四谷オアシスより相当西側ということになる。該当する場所となると、新宿駅西口の中央公園あたりではないだろうか。この位置なら東側に高層ビルが遠くに見えるはずだし、太陽が登ってくる位置も正しい。ただし食料交換に言ったコウたちが大田区オアシスに向かった可能性が低くなるが、実は牙一族は明治神宮あたりにも偵察部隊を派遣していたという可能性も大きいため、ここではコウたちが向かった隣のオアシスは、あくまで大田区オアシスということにしておく。牙一族は統率され情報つ立も極めて早いという設定になっているので本体と離れていても大丈夫。
この時のマミヤが25歳と過程(両親が殺されたのが20歳の時)すると、マミヤの両親が作ったとされるこの四谷オアシスは、20年ほど前ということになる。というのも、マミヤを抱える両親の描写で、マミヤがどう見ても5歳前後に描写されているからだ。しかし核戦争後にケンシロウとユリアが二人で旅出すシーンは、どうみても今のケンシロウの15年前ではないことと、両親の描写にはすでに荒廃した高層ビルと、野盗の存在があるため、実は両親と一緒に描写されている少女はマミヤではなくその妹、もしくは全然関係のない少女である可能性がある。ただし、弟コウが殺されるシーンでは、マミヤが実の弟に対して、捕まってしまったコウが悪い、そんな男のために多くの村人が犠牲になることは許さない、ということを言っているが、この精神は弟コウにも継がれているような発言もある。つまりコウとしてはすでに妹が同じように殺されてしまっているのを経験してるという可能性がある。そのためたとえ兄弟であとうとも、村を発展させるために村人を犠牲にしないという、鉄の掟を、マミヤ兄弟が作った可能性もある。そう考えると、20歳そこそこの女性が若くして村のリーダーでいられるのも納得できる。
その後牙一族の本拠地に向かうケンシロウ、レイ、マミヤだが、乗り物の描写が一切無いため、徒歩と思われる。そしてマミヤが女性であるため、徒歩では30kmくらいが限界だと思われる。さらに周りに一切の建物がないことを考えると、北か西ということになるが、北はケンシロウがやって来た位置となり、その際牙一族などの存在はなく、Zの領域だったため、ここでは西に向かったと考える。そう考えると大体の位置としては、国立、日野、多摩市あたりが該当すると考えられる。ただしケンシロウ、レイ、マミヤが最初に野宿する場では、やたら動物の骨が大量にあることから、多摩動物園付近である可能性が大きい。たしかに多摩動物園の周りは高低差が大きく、10~30mほどの自然の崖があってもおかしくない。
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